吉田木工で扱うギャッベは、つくる部族民によって分類しています。
ギャッベ…一般的なギャッベの総称。使われるウールは太く、長い毛足をもつ。素朴な印象を与えるのが主流。
シャクルー…シャクルー族がつくる絨毯は横糸が2本ではなく(通常は2本)、1本で織られている。そのため、非常にしなやかで柔らかな感触が特徴。
アマレ…アマレ族は『働く人』を意味し、カシュガイを構成する一部族。目が詰んで滑らかな肌触りのワンランク上のギャッベ。
カシュクリ…カシュクリ族は絨毯づくりにおいてとても重要な位置を占める部族。ウールの質も織りの細さもルリバフとともに最上位。しなやかで艶があり、使うたびに上質感があがります。
ルリバフ…織り子の中で最も技術が高いと言われるルリ族。カシュクリよりさらに細かい織りで、また風景や動物をモチーフにしているカシュクリに対し、幾何学模様や古典的なデザインなのが特徴です。
オールドギャッベ…30~100年前に作られたギャッベ。丁寧にクリーニングされたもので、経年変化でしか出せない独特な深みのある色や、新しいものにはない光沢感と柔らかさがあります。
ランドスケープ…アマレやカシュクリの中でも、景色や風景をそのまま織り込んだ風景画のようなギャッベをランドスケープといいます。通常より高い技術が必要です。
吉田木工で扱うギャッベは主に『アマレ』『カシュクリ』がメインで、ときどき『ルリバフ』『オールドギャッベ』『シャクルー』という感じです。
年に2回開催しているギャッベ展では、『ルリバフ』『オールドギャッベ』なども通常より多く集まり、希少なランナーサイズのギャッベなど大小400枚ほどの圧巻のギャッベが並びます。
興味のある方には吉田木工オリジナルのギャッベパンフレットとギャッベ展の招待ハガキを郵送してますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!
それぞれの部族により、特徴の違うギャッベ。知れば知るほど興味が湧いてきます。また、ウールの質は写真では分かりません。長く使用していく上で重要なのはウールの質は外せません。ご自身の目と手でしっかり確かめることをオススメいたします!